ブラックジャックは、最初の 2 枚が A と 10 点の札(10・J・Q・K)の 21。配当は賭け金の 3:2(1.5 倍)が標準で、6:5(1.2 倍)の卓もある。
配当が 3:2 から 6:5 に変わると、10 賭けて得る額が 15 から 12 に減り、ハウスエッジ(賭けた額に対する店の取り分)は約 1.4% 上がる。基本戦略の表は変わらないので、表どおりにプレイしても取り戻せない。
賭け 10 で配当の違いを比べる
| 結果 | 3:2 の卓 | 6:5 の卓 |
|---|---|---|
| 勝ち | +10 | +10 |
| ブラックジャック | +15 | +12 |
| 引き分け | 0 | 0 |
| 負け | −10 | −10 |
違うのは、自分がブラックジャックになった回だけ。ディーラーもブラックジャックなら、どちらの卓も引き分け。
ハウスエッジはどれだけ上がるか
6 デッキ・ディーラーがソフト 17 で止まる(S17)・ディーラーが伏せ札を先に確かめる・Split 後の Double あり・任意の 2 枚で Double の卓で比べる(アプリの計算値)。
| 配当 | ハウスエッジ |
|---|---|
| 3:2 | 0.41% |
| 6:5 | 1.77% |
差の中身。6 デッキでブラックジャックが配られるのは約 4.75%。その回だけ、賭け 1 あたり 0.3 少なくなる。
- 0.3 × 4.75% ≈ 1.4%
- ディーラーもブラックジャックで引き分けになる回は差がつかないので、実際は少し小さく、約 1.36%
1 デッキ・ディーラーがソフト 17 で引く(H17)卓では、3:2 の 0.095% が 6:5 で 1.482% になる。上がる幅は約 1.39% で、6 デッキの卓とほぼ同じ。
ほかのルールの違いと比べると、6:5 の影響がいちばん大きい(3:2 で 0.41% の上の卓から)。
| 違い | 影響 |
|---|---|
| ブラックジャックの配当が 6:5 | 約 +1.4% |
| ディーラーがソフト 17 で引く(H17) | 約 +0.22% |
| Split 後に Double できない | 約 +0.14% |
| 1 デッキ | 約 −0.53% |
| アーリーサレンダー | 約 −0.62% |
| レイトサレンダー | 約 −0.07% |
| A の再分割ができる | 約 −0.07% |
基本戦略の表は変わらない
Hit・Stand・Double・Split の判断は、ブラックジャックの配当に関わらない。ブラックジャックは最初の 2 枚で決まり、そのあとの判断は無いから。アプリの計算でも、6:5 にして変わるセルは無い。
表で補えないので、配当の差はそのままハウスエッジの差になる。
変わるのは、ブラックジャックの配当そのものに関わる判断:イーブンマネー。
6:5 の卓ではイーブンマネーを受ける方が得
自分がブラックジャックで、ディーラーのアップカードが A のとき、イーブンマネーを聞かれることがある。受けると、その場で賭け金と同額(1:1)が払われて終わる。
受けなければ、ディーラーもブラックジャックなら引き分け(0)、そうでなければブラックジャックの配当が払われる。ディーラーのブラックジャックは、アップカードが A のとき約 31%(6 デッキ、自分の A と 10 点の札を除いて)。
賭け 1 あたりの期待値で比べる(カウントしない場合)。
| 配当 | 受けない | 受ける | 得な方 |
|---|---|---|---|
| 3:2 | 約 1.04(1.5 × 約 69%) | 1 | 受けない |
| 6:5 | 約 0.83(1.2 × 約 69%) | 1 | 受ける |
3:2 の卓でも、カウントの TC(トゥルーカウント)が +3 以上で、残りの札に 10 点の札が多いときは受ける方が得。中身は自分のブラックジャックにインシュランスを掛けるのと同じ。
座る前に確かめること
- 卓の表示:BLACKJACK PAYS 3 TO 2 か、BLACKJACK PAYS 6 TO 5 か
- ディーラーはソフト 17 で引くか(H17)、止まるか(S17)
- Double できる手(任意の 2 枚か、9〜11 だけか)、Split 後の Double
- サレンダーがあるか
- デッキの数
アプリで練習する
Casino Edge のブラックジャックでは、リファレンスの「卓のルール設定」でブラックジャックの配当を 6:5 にすると、その卓のハウスエッジが出て、テーブルのイーブンマネーの問いも 6:5 の卓の判断で採点される。