このゲームのポイント
- 合計が 21 に近い方が勝ちで、21 を超えたら(バスト)その時点で負け。
- A は 1 か 11、J・Q・K は 10 と数える。
- ディーラーは決まりで動き、16 以下なら引き、17 以上なら止まる。
- 最初の 2 枚で 21(ブラックジャック)なら、賭けの 1.5 倍(3:2)が払われる。
- ハウスエッジは基本戦略どおりで約 0.5%、ブラックジャックの配当が 6:5 の卓は約 1.9%。
目的
21 を超えると(バスト)その時点で負け。ディーラーがあとでバストしても、先にバストした自分の負けは変わらない。
例。自分 19、ディーラー 18 なら勝ち。自分 22 なら、ディーラーが 25 でも負け。
カードの数え方
| カード | 点数 |
|---|---|
| 2〜9 | その数字 |
| 10・J・Q・K | 10 |
| A | 1 か 11(都合の良い方) |
A を 11 と数えても 21 を超えない手がソフトハンド。A がないか、A を 1 としか数えられない手がハードハンド。
例。A-6 はソフト 17(1 枚引いても 21 を超えない)。A-6 に 9 を引くと、A を 1 に戻してハード 16。
配り方
6 デッキを混ぜてシューから配る。
- 各プレイヤーに 2 枚ずつ、表向き
- ディーラーは表向きの 1 枚だけ(アップカード)
- プレイヤーが順に動く
- 全員が終わってから、ディーラーが 2 枚目を引く
ディーラーが最初に伏せ札を持たない配り方を、ノーホールカード(2 枚目は最後)という。
プレイヤーのアクション
- Hit:1 枚引く。何回でも
- Stand:引かずに止まる
- Double:賭け金を倍にして、1 枚だけ引く。最初の 2 枚で、ハード 9・10・11 のときだけ
- Split:同じ点数の 2 枚(10 と K のような 10 点札どうしも含む)を 2 つの手に分け、同じ額を賭ける
- Surrender:最初の 2 枚で降りて、賭け金の半分を返してもらう。ディーラーのブラックジャックを確かめた後に降りるのがレイト、確かめる前に降りるのがアーリー。卓によって、なし・レイト・アーリーがある(既定はなし)。Split 後の手と 3 枚以上の手ではできない
Split の細かいルール。
- 分けた後も Double できる(DAS:Double After Split)
- また同じ点数が来たら、合計 3 ハンドまで分けられる(再分割)
- A を分けると、それぞれに 1 枚だけ配って終わり。A は再分割できない(A 分割後)
- 分けた後の A と 10 は、ブラックジャックではなく普通の 21
ディーラーの動き
ディーラーに選択はない。合計 16 以下なら引き、17 以上で止まる。
A-6 のようなソフト 17 でも止まる(S17:Stand on soft 17)。
例。ディーラーのアップカード 6、2 枚目が K で 16。もう 1 枚引いて、6 以上ならバスト。
精算と配当
| 結果 | 賭け金 10 のとき |
|---|---|
| 勝ち | +10(1 倍) |
| 最初の 2 枚で 21 | +15(3:2) |
| 同じ合計 | 0(引き分け、プッシュ) |
| 負け・バスト | −10 |
最初の 2 枚が A と 10 点札の 21 がブラックジャック。3 枚で作った 21 より強い。ディーラーもブラックジャックなら引き分け。
ブラックジャックが 6:5 の卓もある。10 賭けて +12 しかもらえず、ハウスエッジが約 1.4% 上がる。座る前に卓の表示を確かめる。
インシュランス
実際の卓では、ディーラーのアップカードが A のとき、賭け金の半分でインシュランスを掛けられることがある。ディーラーがブラックジャックなら 2:1 で払われる。
2:1 で払われるので、ディーラーがブラックジャックになる確率が 1/3 を超えないと元が取れない。10 点札は 52 枚中 16 枚(約 31%)で、1/3 に届かない。
例。10 を賭け、インシュランスに 5 を掛ける。ディーラーがブラックジャックなら +10(2:1)で、最初の 10 の負けと合わせて 0。ブラックジャックでなければ −5。
伏せ札を先に確かめる卓(ピーク)では、答えるとすぐディーラーがブラックジャックを確かめ、そうならそこで精算。ディーラーの 2 枚目を最後に配る卓(ノーホールカード)では、インシュランスもその 2 枚目で決まる。
ディーラーのブラックジャック
ディーラーの 2 枚目はプレイヤーが動いた後に来るので、Double や Split の後でディーラーがブラックジャックになることがある。
そのときは最初の賭け金だけ負け、Double や Split で足した分は戻る(OBO:Original Bets Only)。
例。10 を賭けて 11 で Double(賭け金は合計 20)。ディーラーがブラックジャック。負けるのは最初の 10 だけで、足した 10 は戻る。
伏せ札を先に確かめる卓(ピーク)では、ディーラーがブラックジャックならそこで終わり、Double も Split もしないので、失うのは最初の賭け金だけ。OBO はそれと同じ損得になる。
イーブンマネーとカウント
自分がブラックジャックのときは、インシュランスの代わりにイーブンマネー(Even money / No)を聞かれる。受けると、その場で 1:1 で払われて終わり(ディーラーの札によらない)。受けなければ、ディーラーもブラックジャックなら引き分け、そうでなければ 3:2(6:5 の卓は 6:5)。中身は自分のブラックジャックにインシュランスを掛けるのと同じ。
- 3:2 の卓の例。10 を賭けて、受ければ +10。受けなければ、ディーラーがブラックジャックでない確率が 2/3 を超えるかぎり、平均で +15 × 2/3 = +10 を上回る
- 6:5 の卓は配当が低く、受けないときの期待値は賭け 1 あたり約 0.83、受ければ 1
カウントしているときは、見えていない札の 10 の割合が 1/3 を超えたら(TC +3 以上)、インシュランスの期待値はプラスになり、3:2 の卓のイーブンマネーも受けたほうが期待値が高くなる。
Double Up
Double Up(DU)は、Standard のブラックジャックに 1 つ選択を足したルール。
詳しいルールは「Double Up のルール」へ。
Free Bet
Free Bet は、Double と Split の一部が無料になる代わりに、ディーラーの 22 が引き分けになるブラックジャック。
詳しいルールは「Free Bet のルール」へ。
Blackjack Switch
Blackjack Switch は、同額の 2 つの手に賭け、2 枚目どうしを入れ替えられるブラックジャック。代わりにディーラーの 22 は引き分けになり、ブラックジャックの配当は 1:1。
詳しいルールは「Blackjack Switch のルール」へ。
Spanish 21
Spanish 21 は、10 の札を抜いた 48 枚のデッキで遊ぶブラックジャック。10 点の札が減る代わりに、プレイヤーに有利なルールとボーナスがある。
詳しいルールは「Spanish 21 のルール」へ。
Pontoon
Pontoon は、カジノで配られる、10 を抜いた 48 枚のデッキのブラックジャック。Spanish 21 に近いが、ディーラーの 2 枚目は最後に配る(ノーホールカード)。家庭で遊ぶ同じ名前のゲーム(Twist・Stick と言う方)とは別物。
詳しいルールは「Pontoon のルール」へ。