Ultimate Texas Hold’em(UTH、アルティメットテキサスホールデム)は、ディーラーと 1 対 1 でテキサスホールデムの手を比べるカジノの卓のゲーム。ほかの客とは勝負しない。
プリフロップは「4x か Check」の 2 択で、3x は使わない。4x する手は表で決まり、フロップは 2x か Check、リバーは 1x か Fold。
1 ハンドの流れと、Play を置くところ
最初に Ante と Blind に同じ額を置く(どちらも必須)。Trips は任意のサイドベット。
Play は 1 ハンドに 1 回だけ置く。早く置くほど大きく置ける。
| いつ | 置ける Play | 置かないとき |
|---|---|---|
| プリフロップ(自分の 2 枚だけ) | Ante の 4 倍か 3 倍 | Check |
| フロップ(ボード 3 枚) | Ante の 2 倍 | Check |
| リバー(ボード 5 枚) | Ante の 1 倍 | Fold(Ante と Blind を失う) |
ディーラーは、7 枚でペア以上のときだけクオリファイ(勝負が成立)する。クオリファイしなくても勝負はし、変わるのは Ante だけ(戻る)。
ルールの細かい説明は、ルールのガイドの「Ultimate Texas Hold’em」にある。
プリフロップは 4x か Check
Play するなら 4x、しないなら Check。4x と 3x を選べる卓でも、3x は使わない。Play を置く価値がある手なら、賭けは大きいほど平均の収支が良くなるので、3x が 4x より良くなることはない。
4x する手(公表されている最善の打ち方の表)。
| 手 | いつも 4x | スーテッドなら 4x |
|---|---|---|
| ペア | 33 以上(22 は Check) | ― |
| A | A2〜AK すべて | ― |
| K | K5〜KQ | K2〜K4 |
| Q | Q8〜QJ | Q6・Q7 |
| J | JT | J8・J9 |
ほかの手は Check。
例。K4 オフスートは Check、K4 スーテッドは 4x。Q7 オフスートは Check。
表から数えると、4x する手は 1,326 通りの配られ方のうち 500 通り(約 38%)。
フロップは 2x か Check
覚えやすい戦略では、次のどれかなら 2x。
- ツーペア以上
- 手札の札を使ったペア(hidden pair)。ただし手札が 22 のときは除く
- 同じスートが 4 枚あり、手札にそのスートの T 以上の札がある
ほかは Check。ボードだけのペア(フロップが 8-8-3 など)は、手札を使っていないので hidden pair に入らない。
例。手札 K♥ 9♥、フロップ 9♣ 5♦ 2♠。手札の 9 でペア。
| 選択 | EV(Ante 1 あたり) |
|---|---|
| 2x | +1.34 |
| Check | +0.77 |
EV(期待値)は、そのまま続けたときの 1 回あたりの平均の損益。この手は 2x の方が大きい。
覚えやすい戦略は、最善の打ち方とまれに違う手がある。
リバーは 1x か Fold
覚えやすい戦略では、次のどちらかなら 1x、ほかは Fold。
- 手札の札を使ったペア以上
- dealer outs が 21 枚未満
dealer outs は、ディーラーの手札にあれば自分が負ける 1 枚の数。残り 45 枚のうち、ボードの 5 枚と組んで自分に勝つ札を数える。引き分けになる札と、2 枚そろって初めて負ける組は数えない。
例。手札 6♠ 9♦、ボード K♣ 7♠ 2♠ A♠ T♣。自分は A ハイ。
| ディーラーの札 | 枚数 |
|---|---|
| ボードとペアになる K・7・2・A・T | 15 |
| Q と J(ハイカードで上回る) | 8 |
| 合計 | 23 |
21 枚以上なので Fold。1x の EV は −2.136、Fold は −2(Ante と Blind を失う)。Fold の方が損が小さい。
ハウスエッジ(控除率)
| プレイの仕方 | ハウスエッジ(Ante あたり) |
|---|---|
| 最善の打ち方 | 2.19% |
| 覚えやすい戦略 | 2.43% |
どちらの打ち方でも、ハウスエッジは 0 にならない。戦略は損を小さくするだけ。
賭け金の総額あたり(element of risk)では、最善の打ち方で 0.53%。Play を大きく賭ける分、Ante あたりの値より低く見える。
卓で見るところ
Blind は、自分が勝ったときだけ、役で払われる。ストレート未満は戻る。
| 役 | 配当 |
|---|---|
| ロイヤルフラッシュ | 500 |
| ストレートフラッシュ | 50 |
| フォーカード | 10 |
| フルハウス | 3 |
| フラッシュ | 3:2 |
| ストレート | 1 |
| それ以外 | 戻る |
Trips は任意のサイドベット。自分の 7 枚の役だけで払われ、Fold しても残る。店によって表が違う。
| 役 | 表 1 | 表 2 | 表 3 | 表 4 |
|---|---|---|---|---|
| ロイヤルフラッシュ | 50 | 50 | 50 | 50 |
| ストレートフラッシュ | 40 | 40 | 40 | 40 |
| フォーカード | 30 | 30 | 30 | 20 |
| フルハウス | 9 | 8 | 8 | 7 |
| フラッシュ | 7 | 6 | 7 | 6 |
| ストレート | 4 | 5 | 4 | 5 |
| スリーカード | 3 | 3 | 3 | 3 |
| ハウスエッジ | 0.90% | 1.90% | 3.50% | 6.18% |
見るところは、フルハウス・フラッシュ・ストレートの欄。Trips を置いても置かなくても、4x・2x・1x の判断は変わらない。
アプリで練習する
Casino Edge の Table の Ultimate Texas Hold’em では、卓でプレイしながら、プリフロップ・フロップ・リバーの判断ごとに、判定と選択肢の比べが出る。トレーニングの「UTH の判断」では、判断だけを続けて練習できる。