このゲームのポイント
- Mix は、種目を決まった順に切り替えながら遊ぶ形式。種目が替わると、配り方・賭け方・勝ち方が変わる。
- 種目は 16 あり、Hold’em・Omaha・Stud・Draw の 4 つの系統に分かれる。
- 賭け方は種目ごとに No-Limit・Pot-Limit・Fixed limit のどれか 1 つに決まっている。
- カードを見る前に払う強制ベットは種目で違い、ブラインド、アンティ、Stud 系の bring-in がある。
- ロー(一番低い手が勝つ数え方)には A-5 と 2-7 があり、種目ごとに決まっている。Badugi だけは別の数え方。
読み方
- Hold’em 系:基本は NLHE。ほかに LHE(Limit Hold’em)・Short Deck
- Omaha 系:基本は PLO。ほかに PLO8・O8(Omaha Hi-Lo)・Big O・PLO5・PLO6
- Stud 系:基本は Stud。ほかに Stud 8・Razz
- Draw 系:基本は 2-7 Triple Draw。ほかに A-5 Triple Draw・2-7 Single Draw・Badugi
基本の種目を先に読む。ほかの種目は「基本 + 違い」だけを書く(Mix のルール(種目))。このページでは、先に全種目に共通する 3 つ(賭け方・強制ベット・ローの数え方)を見る。スタックと飛んだときの扱いは最後の節に置く。
賭け方の 3 種類
賭け方は 3 種類(Limit / PL / NL)。種目ごとにどれか 1 つに決まっている。
- No-Limit:NLHE、2-7 Single Draw
- Pot-Limit:PLO、PLO5、PLO6、PLO8、Big O
- Fixed limit:LHE、O8、Stud、Stud 8、Razz、2-7 Triple Draw、A-5 Triple Draw、Badugi
No-Limit
No-Limit は、手元のチップの範囲ならいくらでもベットできる。最小はベットが BB、レイズは直前の上乗せ額(ミンレイズ)。
例。1/2 の卓でフロップのポットが 20、手元が 200。ベットは 2 から 200(オールイン)まで好きな額にできる。
Pot-Limit
Pot-Limit は、上限が「自分がコールした後のポットの額」だけ上乗せした額(ポットリミット)。最小は No-Limit と同じ。
例。フロップのポットが 20。前に誰もベットしていなければ、最大のベットはポットと同じ 20。
相手が 10 をベットしたら、最大のレイズ(ポットレイズ)は次の順に数える。
- 先に 10 をコールしたことにする。ポットは 20 + 10 + 10 = 40
- その 40 を上乗せできる。合計 10 + 40 = 50 までレイズできる
Fixed limit
Fixed limit は、ベットもレイズも決まった額ずつ。前半のラウンドは small bet、後半は big bet(small bet の 2 倍)。
- 1 ラウンドのベットは 4 回まで。ベット 1 + レイズ 3(cap)
- ラウンドの始めに 2 人しかいなければ、回数の上限はない。これはキャッシュゲームの慣行。トーナメントでは、標準ルール集の TDA のルール 48 により、残りが 2 人になるまでキャップが続く。
- 額は増やせないので、相手を降ろす手段は「何回ベットするか」だけ
例。10/20 の卓。small bet のラウンドは、ベット 10 → レイズで 20 → 30 → 40 で cap。big bet のラウンドは 20 → 40 → 60 → 80 で cap。
big bet になるラウンド
big bet になるラウンドは系統で違う。
| 系統 | small bet | big bet |
|---|---|---|
| Hold’em・Omaha | プリフロップ・フロップ | ターン・リバー |
| Stud | 3rd・4th street | 5th・6th・7th street |
| Draw | 配札後・1 回目の交換後 | 2 回目・3 回目の交換後 |
強制ベットの 3 種類
カードを見る前に払う額(強制ベット)は 3 種類。Hold’em 系(Short Deck を除く)・Omaha 系・Draw 系はブラインド、Stud 系はアンティと bring-in。Short Deck はブラインドがなく、アンティだけ(Short Deck)。
-
ブラインド:SB と BB の 2 人だけが払う。NL と PL は 1/2 の卓なら SB 1・BB 2。Fixed limit は SB が small bet の半分、BB が small bet と同じ額(10/20 なら 5 と 10)
-
Fixed limit のプリフロップでは、BB を 1 回目のベットに数える。10/20 ならレイズは 20、30、40 で cap
-
アンティ:全員が同じ額を払う。Stud 系にブラインドはない
-
bring-in:Stud 系の 3rd street で、door card(表の 1 枚目)で決まった 1 人だけが払う少ない額。払う人は small bet まで上げてもよい(Complete)。Complete はレイズに数えない
-
2-7 Single Draw だけは、ブラインドに加えて全員がアンティを払う
-
Stud:アンティ 1 × 6 = 6、bring-in 3 を足して 9
-
2-7 Single Draw:SB 2 + BB 5 + アンティ 1 × 6 = 13
例。Stud で 3rd street の bring-in が 3 を払った。次の人は Fold・Call 3・Complete 10 のどれか。Complete の後も Raise は 3 回できる(20、30、40)。
ローの数え方
ロー(low)は、一番弱い 5 枚が勝つ数え方。数え方は 2 つあり、種目で違う。
どちらにも共通の決まり。
- 5 枚の中で一番高い札から比べ、低い方が勝つ。同じなら次の札を比べる
- ペアのある手は、ペアのない手に必ず負ける(2-7 だけは、ストレートとフラッシュも悪い役になる。下の 2-7 の項)。7 枚から選ぶ種目(Razz・Stud 8)では、ランクの違う 5 枚を選ぶ。ランクが 5 種類そろわないときだけペアが入る
例。8-6-4-3-2 と 8-7-5-4-2(5 枚のランクを高い順に並べて書く)。一番上はどちらも 8。次の 6 と 7 で、8-6-4-3-2 が勝つ。
A-5(エース・トゥ・ファイブ)
Razz・A-5 Triple Draw、それに Stud 8・PLO8・O8・Big O のロー側が使う。
- A は 1。一番低い札
- ストレートとフラッシュは数えない
- 一番強い手は 5-4-3-2-A(wheel)。6-5-4-3-2 も「6 のロー」で強い
例。7-5-4-3-2 のスート全部 ♥ は、A-5 では「7 のロー」。フラッシュでもストレートでもない。
2-7(デュース・トゥ・セブン)
2-7 Triple Draw・2-7 Single Draw が使う。
- A は一番高い札。A-5-4-3-2 はストレートではなく「A ハイ」で、K ハイより悪い
- ストレートとフラッシュは役として数える。役になると悪い手
- 一番強い手は 7-5-4-3-2(number one)。ペアのない手で一番悪いのは A-K-Q-J-9
例。7-6-5-4-3 は A-5 なら「7 のロー」だが、2-7 ではストレートなので、ワンペアの手にも負ける。
8-or-better
Hi-Lo の種目(Stud 8・PLO8・O8・Big O)のローには条件がある(8-or-better)。
- A-5 の数え方で、5 枚が全部違うランクで、一番高い札が 8 以下
- 一番強いのは 5-4-3-2-A、条件を満たす一番弱いのは 8-7-6-5-4
- 条件を満たす手が 1 人もいなければ、ハイがポットを全部取る
例。9-4-3-2-A は 9 が入るのでローにならない。8-7-6-5-4 はぎりぎりローになる。
Badugi
Badugi は 4 枚で、ランクもスートも違う札の枚数を先に数える。A は低い。数え方は Badugi の節にある。
NLHE(基本)
- ショーダウンで一番強い 5 枚の役を作るか、ほかの全員を降ろして勝つ。
- 賭け方は No-Limit で、手元のチップ全部まで賭けられる。
NLHE のルールは知っている前提で、要点だけを書く(詳しくは NLHE のルール)。
- 手札 2 枚+共通のボード 5 枚。7 枚から一番強い 5 枚
- ブラインド(SB・BB)、ボタンは 1 ハンドごとに左へ
- ベットは 4 回:プリフロップ・フロップ・ターン・リバー
- No-Limit
Hold’em 系と Omaha 系は、席・ブラインド・4 回のベットのラウンドが NLHE と同じ。
PLO(基本)
- NLHE と同じ勝ち方で、手札は 4 枚。役は手札ちょうど 2 枚+ボードちょうど 3 枚で作る。
- 賭けの上限はポットの額(Pot-Limit)。
PLO(Pot-Limit Omaha)の詳しいルールは PLO のルール の章にある。
NLHE との違い。
- 手札は 4 枚
- 役は手札からちょうど 2 枚、ボードからちょうど 3 枚で作る
- 賭け方は Pot-Limit。
席・ブラインド・4 回のベットのラウンド・役の強さは NLHE と同じ。
例。ボード K♥ 9♥ 6♥ 3♥ 2♣、手札 A♥ Q♠ Q♦ 7♣。♥ は手札に 1 枚だけで、ボードから使えるのは 3 枚。♥ は 4 枚にしかならず、フラッシュではない。役は Q♠ Q♦ + K 9 6 の Q のワンペア。
Stud(基本)
- 共通のボードがなく、自分の 7 枚から一番強い 5 枚を作る。
- ブラインドの代わりにアンティと bring-in で始まり、賭け方は Fixed limit。
Stud(Seven-Card Stud)は、共通のボードがなく、自分の 7 枚から一番強い 5 枚を作る種目。7 枚のうち 4 枚は表で配られ、全員に見える。
配り方。
| ストリート | 配る札 | 賭けの単位 |
|---|---|---|
| 3rd street | 伏せ札 2 + 表 1(door card。表の 1 枚目) | small bet |
| 4th street | 表 1 | small bet |
| 5th・6th street | 表 1 ずつ | big bet |
| 7th street | 伏せ札 1 | big bet |
- ライブの卓は最大 8 人。ブラインドはなく、全員がアンティを払う
- ボタンは配り始めの目印だけ。動く順番はカードで決まる
- 3rd street の最初の人:door card が一番低い人が bring-in を払う(A は高い)。同じランクならスートで決め、♣ < ♦ < ♥ < ♠ の低い方
- その人は、Bring-in(少ない額)だけ払うか、最初から small bet まで出す(Complete)かを選ぶ
- 次の人からは bring-in の左から時計回りに、Fold / bring-in に Call / Complete から選ぶ。Complete の後は Fold / Call / Raise。Complete はレイズに数えないので、その後に Raise が 3 回入って cap になる
- 4th street 以降:表の札が一番強い人から動く。ペアはハイカードより強い。同じ強さならディーラーの左に近い人から。順番は毎ストリート変わる
- Fixed limit。4th street で誰かの表にペアがあれば、big bet でベットしてよい(open pair)
- ショーダウンは 7 枚から好きな 5 枚
例。10/20、アンティ 1、bring-in 3 の 6 人卓。door card は 3♣、3♠、5♦、9♣、Q♠、A♥。
- 一番低いランクは 3。3♣ と 3♠ の 2 枚ある
- 同じランクなのでスートで決める。♣ < ♦ < ♥ < ♠ なので 3♣ の方が低い
- 3♣ の人が bring-in 3 を払う。ポットはアンティ 1 × 6 = 6 に 3 を足して 9
例。4th street で、表の 2 枚が 9♣ 9♦ の人がいる。ほかの人の表にペアはない。
- ペアはハイカードより強いので、この人が先に動く
- 表にペアがある(open pair)ので、small bet の 10 か big bet の 20 のどちらでもベットできる
例。同じ 10/20、bring-in 3。bring-in の 3 に、次の人は Fold・Call 3・Complete 10 から選ぶ。Complete 10 の後は Raise 20 → 30 → 40 で cap。
付記。8 人卓で全員が 7th street まで残ると、8 × 7 = 56 枚が要って 52 枚を超える。山に残った札が残りの人数分に足りないときは、中央に 1 枚だけ表向きに置き、全員の 7 枚目として使う(コミュニティカード)。6 人卓では起きない。
2-7 Triple Draw(基本)
- 5 枚を 3 回まで交換して、一番弱い手を作る。A は一番高く、ストレートとフラッシュは悪い役になる。
- 賭け方は Fixed limit。
2-7 Triple Draw(2-7 TD)は、ボードも表の札もなく、5 枚を 3 回まで交換して一番弱い手を作る種目。
- 最大 6 人。ブラインド(SB・BB)。席とボタンは NLHE と同じ
- 配札は各自 5 枚、全部伏せ
- 交換は 3 回。0〜5 枚を捨てて、同じ枚数を山から引く。0 枚が pat。何枚引いたかは全員に見える
- ベットは 4 回:配札後 → 1 回目の交換後 → 2 回目の交換後 → 3 回目の交換後
- Fixed limit。配札後と 1 回目の交換後は small bet、2 回目と 3 回目の交換後は big bet
- 最初のベットは UTG から(BB が最後)。交換と 2 回目以降のベットは SB から時計回り(ボタンが最後)
- 勝ち方は 2-7 ロー。A は高く、ストレートとフラッシュは悪い
- 山札が切れたら、捨て札を切り直して続ける
例。ショーダウンの 3 人の 5 枚。ランクを高い順に書く。スートはそろっていない(フラッシュではない)。
- X:8-6-4-3-2
- Y:8-7-5-4-2
- Z:7-6-5-4-3
- 役を見る。Z は 7 から 3 まで続くストレート。2-7 ではストレートは悪い役なので、Z が一番悪い
- X と Y はどちらも役がない。一番上の札は 8 と 8 で同じ
- 次の札は X が 6、Y が 7。6 の方が低いので X の勝ち
Limit Hold’em
- NLHE と同じ手札 2 枚・ボード 5 枚で、賭け方が Fixed limit。
- ベットもレイズも決まった額ずつで、1 ラウンドは 4 ベットで cap。
基本:NLHE
Limit Hold’em(LHE)は、NLHE の賭け方を Fixed limit にしたもの。
NLHE との違い。
- ベットもレイズも 1 単位ずつ。10/20 の卓ならプリフロップとフロップは 10、ターンとリバーは 20
- ブラインドは SB 5・BB 10(SB は small bet の半分、BB は small bet と同じ額)
- 1 ラウンドは 4 ベットで cap(数え方は 賭け方の 3 種類)。プリフロップは BB 10 を 1 回目に数え、20・30・40
- 大きく賭けて相手を降ろすことはできない。3 人以上が残っていれば、1 人が 1 ハンドで入れられる最大は 40 + 40 + 80 + 80 = 240
配り方・役・ショーダウンは NLHE と同じ。
例。10/20 で UTG が 20 にレイズ、BTN が 30 に 3-bet、UTG がコール。SB と BB は降りた。
| ストリート | 動き | 2 人が入れた額 |
|---|---|---|
| プリフロップ | UTG が 20 にレイズ、BTN が 30 に 3-bet、UTG がコール | 30 ずつ |
| フロップ | UTG がチェック、BTN が 10 をベット、コール | 10 ずつ |
| ターン | BTN が 20 をベット、コール | 20 ずつ |
| リバー | BTN が 20 をベット、コール | 20 ずつ |
2 人は 30 + 10 + 20 + 20 = 80 ずつ入れ、ポットはブラインド 15 を足して 175。
Short Deck
- 2〜5 を抜いた 36 枚で遊ぶ NLHE。
- フラッシュがフルハウスより強く、ブラインドの代わりにアンティを払う。
基本:NLHE
Short Deck(6+ Hold’em)は、NLHE の山から 2〜5 を抜いた 36 枚で遊ぶ種目。
NLHE との違い。
- 山は 36 枚(6〜A)。手札 2 枚+ボード 5 枚の 7 枚から一番強い 5 枚を作るのは同じ
- フラッシュがフルハウスより強い。ストレートはスリーカードより強い(ここは NLHE と同じ)
- 一番下のストレートは A-6-7-8-9(A が 5 の代わり)
- ブラインドはない。全員が 1 アンティ、ボタンだけもう 1 アンティ(Button ante)。ボタンの追加の 1 アンティがプリフロップの額
- プリフロップもフロップ以降も、ボタンの左の人から動き、ボタンが最後
- 最初の参加は Limp(ボタンの 1 アンティに合わせる)もできる
例。6 人でアンティ 10。配った時点のポットは 10 × 6 + 10 = 70。UTG が Limp するなら 10 を払い、Raise するなら、たとえば 60。
役の順が違う卓もある。座る前に確かめる。
PLO8
- PLO のポットを、ハイ(一番強い手)とロー(8 以下の違うランク 5 枚で作る一番弱い手)で半分ずつ分ける。
- ローを作れる人がいなければ、ハイがポットを全部取る。
基本:PLO
PLO8(Pot-Limit Omaha Hi-Lo)は、PLO のポットをハイとローで半分ずつ分ける種目。
PLO との違い。
- ポットの半分は一番強い手(ハイ)、残り半分は一番弱い手(ロー)が取る
- ローは 8-or-better(A-5 の数え方、8 以下の違うランク 5 枚)
- ローも手札ちょうど 2 枚+ボード 3 枚。ボードに 8 以下の違うランクが 3 枚なければ、誰もローを作れない(low possible)
- ハイとローで手札の別の 2 枚を使ってよい(cards speak)
- ローがなければハイが全部取る。片方で引き分けたら、その半分を人数で割る(quarter)。割り切れないチップはハイへ
賭け方・手札 4 枚・席は PLO と同じ。
例。ボード 2♣ 5♦ 7♠ K♥ Q♣、ポット 120。
- X:K♦ K♣ 9♠ 9♥。ハイは K のスリーカード。8 以下の札がないのでローはなし
- Y:A♠ 3♥ J♦ T♣。ローは A♠ 3♥ + 2 5 7 で 7-5-3-2-A。ハイは A-K-Q-J-7 だけ
- ハイは X、ローは Y。60 ずつ分ける
両方で一番なら全部取る(scoop)。
Omaha 8 / O8
- PLO8 の賭け方を Fixed limit にしたもの。
- ポットはハイと 8-or-better のローで半分ずつ。ローがなければハイが全部取る。
基本:PLO8
Omaha 8(Limit Omaha Hi-Lo、O8)は、PLO8 の賭け方を Fixed limit にしたもの。HORSE の O。
PLO8 を読まなくても分かる要約。
- 手札 4 枚のうちちょうど 2 枚と、ボード 5 枚のうちちょうど 3 枚で役を作る
- ポットはハイと 8-or-better のローで半分ずつ。ローがなければハイが全部取る
- 賭け方は Fixed limit
PLO8 との違い。
- ベットもレイズも 1 単位ずつ。プリフロップとフロップは small bet、ターンとリバーは big bet
- ブラインドは SB が small bet の半分、BB が small bet
- 1 ラウンドは 4 ベットで cap
手札 4 枚・2 枚+3 枚・ハイとローの分け方は PLO8 と同じ。
例。10/20 の卓で、フロップのポットが 60、相手が 10 をベットした。PLO8 なら、10 をコールした後のポット 80 を上乗せして、最大で合計 90 までレイズできる。O8 では 20 にしかレイズできない。
Stud 8
- Stud のポットを、ハイと 8-or-better のローで半分ずつ分ける。
- ローを作れる人がいなければ、ハイがポットを全部取る。
基本:Stud
Stud 8(Stud Hi-Lo)は、Stud のポットをハイとローで半分ずつ分ける種目。
Stud との違い。
- ポットの半分はハイ、残り半分は 8-or-better のロー。ローがなければハイが全部取る
- A はハイでは高く、ローでは 1
- ハイとローで 7 枚のうち別の 5 枚を使ってよい
- 4th street の open pair でも big bet にはできない
- 割り切れないチップはハイへ
bring-in(一番低い door card)と Complete、4th street 以降に動く順番(表のハイが一番強い人から)は Stud と同じ。
例。( )は伏せ札。ポット 200。
- X の 7 枚:(A♠ 2♦) 3♣ 5♥ 9♠ K♦ (7♣)
- Y の 7 枚:(K♠ K♥) Q♦ Q♣ 4♥ J♦ (8♠)
- ハイを比べる。X はペアのない A ハイ(A-K-9-7-5)、Y は K と Q のツーペア。ハイは Y
- ローを作る。8 以下で、ランクの違う札を 5 枚選ぶ
- X:A・2・3・5・7 → 7-5-3-2-A
- Y:8 以下は 4 と 8 の 2 枚だけ → ローなし
- ローは X
- 200 を半分に分け、ハイの Y とローの X が 100 ずつ取る
Razz
- Stud のロー版で、一番低い手がポットを全部取る。
- A は 1、ストレートとフラッシュは数えず、ペアがあると弱い手になる。
基本:Stud
Razz は、Stud の勝ち方をローだけにした種目。
Stud との違い。
- 一番低い手がポットを全部取る。数え方は A-5(A は 1、ストレートとフラッシュは数えない、ペアは悪い)
- 8-or-better の条件はない。9 のローでも K のローでも、一番低ければ勝つ
- bring-in は一番高いdoor card。A は低いので K が一番高い。同じランクなら ♠ が一番高い
- 4th street 以降は、表の札のローが一番強い人から動く
- 4th street の open pair でも big bet にはできない
配り方・アンティ・Complete・Fixed limit は Stud と同じ。
例。( )は伏せ札。
- X の 7 枚:(A♣ 4♦) 6♠ 2♥ K♣ 6♦ (9♥)
- Y の 7 枚:(3♠ 5♣) 7♦ 8♥ Q♠ 2♣ (T♦)
- 7 枚から、ランクが全部違う一番低い 5 枚を選ぶ。同じランクは 1 枚だけ使う(ペアが入るのは、ランクが 5 種類そろわないときだけ)
- X:A・2・4・6・9(6 は 1 枚だけ使う)→ 一番上が 9 なので「9 のロー」
- Y:2・3・5・7・8 → 一番上が 8 なので「8 のロー」
- 5 枚の一番上の札どうしを比べ、低い方が勝つ。同じなら次の札を比べる
- 8 は 9 より低いので、Y の勝ち。X の A は最後に比べる札なので、ここでは関係ない
A-5 Triple Draw
- 2-7 Triple Draw の数え方を A-5 にしたもの。
- A は 1、ストレートとフラッシュは数えず、一番強い手は 5-4-3-2-A。
A-5 Triple Draw は、2-7 TD の数え方を A-5 にしたもの。
2-7 TD との違い。
- A は 1。一番低い札
- ストレートとフラッシュは数えない
- 一番強い手は 5-4-3-2-A(wheel)。2-7 の number one の 7-5-4-3-2 は、A-5 では強い順で 11 番目(5 のロー 1 通り、6 のロー 5 通り、7 のロー 4 通りの次)
- 低い手ができやすい。A が 1 として使え、ストレートとフラッシュも悪くならないため。同じ 8 のローでも、2-7 より勝てる場面が少ない
配札・3 回の交換・4 回のベット・ブラインド・Fixed limit は 2-7 TD と同じ。
例。X は 7♥ 6♥ 5♥ 4♥ 3♥、Y は 8♠ 5♦ 4♣ 3♠ 2♠。2-7 TD なら X はストレートフラッシュで一番悪く、Y が勝つ。A-5 TD なら X は「7 のロー」、Y は「8 のロー」で、X が勝つ。
Badugi
- 4 枚の手札で、ランクもスートも重ならない札をなるべく多くそろえる。
- 枚数が多い手が勝ち、同じなら低い方が勝つ。
Badugi は、2-7 TD の手札を 4 枚にして、数え方を変えた種目。
2-7 TD との違い。
- 手札は 4 枚。交換は 0〜4 枚
- ランクもスートも重ならない札の枚数を先に数える。4 枚(badugi)> 3 枚(tri)> 2 枚 > 1 枚
- 同じスートが 2 枚なら低い方だけ、同じランクが 2 枚なら 1 枚だけを数える
- 枚数が同じなら、一番高い札から比べて低い方が勝つ
- A は一番低い。ストレートはない。一番強い手は A-2-3-4 のスート違い
3 回の交換・4 回のベット・ブラインド・Fixed limit は 2-7 TD と同じ。
例。数える札のランクは高い順に書く。
- X:K♠ Q♥ J♦ 8♣
- Y:A♠ 2♥ 3♦ 3♣
- Z:8♠ 5♣ 4♣ 3♦
- 数える札の枚数を出す
- X:ランクもスートも全部違う → 4 枚の badugi(K-Q-J-8)
- Y:3 が 2 枚あるので 1 枚だけ数える → 3 枚の tri(3-2-A)
- Z:♣ が 2 枚あるので低い 4♣ だけ数える → 3 枚の tri(8-4-3)
- 枚数の多い X の勝ち。K が入っていても、4 枚は 3 枚に勝つ
- Y と Z は同じ 3 枚。一番高い札は Y が 3、Z が 8。低い Y が上
Big O
- PLO8 の手札を 5 枚にしたもの。
- 使うのは手札ちょうど 2 枚+ボードちょうど 3 枚で、ポットはハイとローで半分ずつ。
基本:PLO8
Big O は、PLO8 の手札を 5 枚にしたもの。
PLO8 との違い。
- 手札は 5 枚。手札から 2 枚を選ぶ組は 10 通り(4 枚なら 6 通り)
- 使うのは今までどおり手札ちょうど 2 枚+ボード 3 枚
- 組が増えるので、ハイもローも全員の手が強くなる
Pot-Limit・Hi-Lo(8-or-better)・ブラインドは PLO8 と同じ。
例。ボード K♥ 9♥ 6♥ 3♦ 2♣、ポット 100。
- X:A♥ 4♥ 5♠ 7♣ Q♦
- ハイは A♥ 4♥ + K♥ 9♥ 6♥ で A ハイのフラッシュ
- ローは A♥ 4♥ + 6 3 2 で 6-4-3-2-A
- 5 枚のうち同じ 2 枚(A♥ 4♥)で、ハイとローの両方を作れる
- Y:K♠ K♦ 9♠ 8♣ Q♣
- ハイは K♠ K♦ + K♥ 9♥ 6♥ で K のスリーカード
- 手札の 8 以下は 8♣ の 1 枚だけなので、ローはなし
- ハイもローも X。X がポット 100 を全部取る
PLO5 / PLO6
- PLO の手札を 5 枚(PLO5)か 6 枚(PLO6)にしたもの。
- 役は手札ちょうど 2 枚+ボードちょうど 3 枚で、ポットを取るのはハイだけ。
基本:PLO
PLO5 と PLO6 は、PLO の手札を 5 枚・6 枚にしたもの。
PLO との違い。
- 手札が 5 枚(PLO5)か 6 枚(PLO6)
- 手札から 2 枚を選ぶ組は 10 通り・15 通り
- 組が増えるので、勝つのに要る手が強くなる
2 枚+3 枚・Pot-Limit・ハイだけ、は PLO と同じ。5 枚で Hi-Lo にしたものが Big O。
例。PLO6 でボード J♠ T♦ 4♣ 8♥ 2♠、手札 A♠ K♠ Q♦ 9♣ 6♥ 6♦。15 通りの組から選ぶと、Q♦ 9♣ + J T 8 で Q ハイのストレート。A♠ K♠ はボードの ♠ が 2 枚だけなので、♠ は 4 枚でフラッシュにならない。
2-7 Single Draw
- 2-7 Triple Draw の交換を 1 回にして、No-Limit にしたもの。
- ベットは交換の前と後の 2 回。
2-7 Single Draw(NL 2-7 Single Draw、2-7 SD)は、2-7 TD の交換を 1 回にして、No-Limit にした種目。
2-7 TD との違い。
- 交換は 1 回。ベットは 2 回(交換の前と後)
- 賭け方は No-Limit。上限は手元のチップ全部
- ブラインドに加えて、全員がアンティを払う
- 最初に参加する人はレイズしかできない(オープンリンプ禁止)
手札 5 枚と 2-7 ローの数え方は 2-7 TD と同じ。
例。Mix の額で 6 人、SB 2・BB 5・アンティ 1。配る前のポットは 2 + 5 + 1 × 6 = 13。