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ミックスゲーム

ミックスゲーム⁠のルール

Mixed games

Mix ​の種目は​ 4 つの​系統に​分かれる。​系統ごとに​基本の​種目が​ 1 つある。

更新日:2026-10-01

このゲームの​ポイント

  • Mix は、​種目を​決まった​順に​切り​替えながら​遊ぶ形式。​種目が​替わると、​配り方⁠・賭け​方⁠・勝ち方が​変わる。
  • 種目は​ 16 あり、​Hold’em⁠・Omaha⁠・Stud・Draw の​ 4 つの​系統に​分かれる。
  • 賭け方は​種目ごとに​ No-Limit⁠・Pot-Limit⁠・Fixed limit のどれか​ 1 つに​決まっている。
  • カードを​見る​前に​払う​強制ベットは​種目で​違い、ブラインド、アンティ、Stud 系の bring-in がある。
  • ロー(一番​低い​手が​勝つ​数え方)⁠には​ A-5 と​ 2-7 が​あり、​種目ごとに​決まっている。Badugi だけは​別の​数え方。

読み方

  • Hold’em 系:基本は​ NLHE。​ほかに LHE(Limit Hold’em)⁠⁠・Short Deck
  • Omaha 系:基本は​ PLO。​ほかに PLO8・O8(Omaha Hi⁠-⁠Lo)⁠⁠・Big O・PLO5・PLO6
  • Stud 系:基本は​ Stud。​ほかに​ Stud 8⁠・Razz
  • Draw 系:基本は​ 2⁠-⁠7 Triple Draw。​ほかに​ A⁠-⁠5 Triple Draw⁠・2⁠-⁠7 Single Draw⁠・Badugi

基本の​種目を​先に​読む。​ほかの​種目は​「基本 + 違い」⁠だけを​書く(Mix の​ルール​(種目))。この​ページでは、​先に​全種目に​共通する​ 3 つ​(賭け​方⁠・強制​ベット⁠・ローの​数え方)⁠を​見る。​スタックと​飛んだ​ときの​扱いは​最後の​節に​置く。

賭け方の​ 3 種類

賭け方は​ 3 種類​(Limit / PL / NL)。​種目ごとに​どれか​ 1 つに​決まっている。

  • No-Limit:NLHE、​2⁠-⁠7 Single Draw
  • Pot-Limit:PLO、​PLO5、​PLO6、​PLO8、​Big O
  • Fixed limit:LHE、​O8、​Stud、​Stud 8、​Razz、​2⁠-⁠7 Triple Draw、​A⁠-⁠5 Triple Draw、​Badugi

No-Limit

No-Limit は、​手元の​チップの​範囲ならいくらでも​ベットできる。​最小は​ベットが​ BB、​レイズは​直前の​上乗せ額​(ミンレイズ)。

例。1/2 の​卓で​フロップの​ポットが​ 20、​手元が​ 200。​ベットは​ 2 から​ 200(オールイン)⁠まで​好きな​額に​できる。

Pot-Limit

Pot-Limit は、​上限が​「自分が​コールした​後の​ポットの​額」⁠だけ​上乗せした額​(ポットリミット)。​最小は​ No-Limit と​同じ。

例。フロップの​ポットが​ 20。​前に​誰も​ベットしていなければ、​最大の​ベットは​ポットと​同じ​ 20。

相手が​ 10 を​ベットしたら、​最大の​レイズ​(ポットレイズ)⁠は​次の​順に​数える。

  1. 先に 10 を​コールした​ことに​する。​ポットは​ 20 + 10 + 10 ⁠= 40
  2. その 40 を​上乗せできる。​合計 10 + 40 ⁠= 50 まで​レイズできる

Fixed limit

Fixed limit は、​ベットも​レイズも​決まった​額ずつ。​前半の​ラウンドは​ small bet、​後半は​ big bet​(small bet の​ 2 倍)。

  • 1 ラウンドの​ベットは​ 4 回まで。​ベット 1 + レイズ 3(cap)
  • ラウンドの​始めに​ 2 人しかいなければ、​回数の​上限は​ない。​これは​キャッシュゲームの​慣行。​トーナメントでは、​標準ルール集の​ TDA の​ルール 48 に​より、​残りが​ 2 人に​なるまで​キャップが​続く。
  • 額は増やせないので、​相手を​降ろす手段は​「何回​ベットするか」⁠だけ

例。10/20 の​卓。​small bet の​ラウンドは、​ベット 10 → レイズで​ 20 → 30 → 40 で​ cap。​big bet の​ラウンドは​ 20 → 40 → 60 → 80 で​ cap。

big bet に​なる​ラウンド

big bet に​なる​ラウンドは​系統で​違う。

系統 small bet big bet
Hold’em⁠・Omaha プリフロップ⁠・フロップ ターン⁠・リバー
Stud 3rd⁠・4th street 5th⁠・6th⁠・7th street
Draw 配札後⁠・1 回目の​交換後 2 回目⁠・3 回目の​交換後

強制ベットの​ 3 種類

カードを​見る​前に​払う額​(強制ベット)⁠は​ 3 種類。​Hold’em 系​(Short Deck を​除く)⁠⁠・Omaha 系⁠・Draw 系は​ブラインド、​Stud 系は​アンティと​ bring-in。​Short Deck は​ブラインドが​なく、​アンティだけ(Short Deck)。

  • ブラインド:SB と​ BB の​ 2 人だけが​払う。​NL と​ PL は​ 1/2 の​卓なら​ SB 1⁠・BB 2。​Fixed limit は​ SB が​ small bet の​半分、​BB が​ small bet と​同じ額​(10/20 なら​ 5 と​ 10)

  • Fixed limit の​プリフロップでは、​BB を​ 1 回目の​ベットに​数える。​10/20 なら​レイズは​ 20、​30、​40 で​ cap

  • アンティ:全員が​同じ額を​払う。​Stud 系に​ブラインドはない

  • bring-in:Stud 系の​ 3rd street で、​door card​(表の​ 1 枚目)⁠で​決まった​ 1 人だけが​払う​少ない額。​払う​人は​ small bet まで​上げても​よい(Complete)。​Complete は​レイズに​数えない

  • 2⁠-⁠7 Single Draw だけは、​ブラインドに​加えて​全員が​アンティを払う

  • Stud:アンティ 1 × 6 ⁠= 6、​bring-in 3 を​足して 9

  • 2⁠-⁠7 Single Draw:SB 2 + BB 5 + アンティ 1 × 6 ⁠= 13

例。Stud で​ 3rd street の​ bring-in が​ 3 を​払った。​次の​人は​ Fold⁠・Call 3⁠・Complete 10 の​どれか。​Complete の​後も​ Raise は​ 3 回できる​(20、​30、​40)。

ローの​数え方

ロー(low)⁠は、​一番​弱い​ 5 枚が​勝つ​数え方。​数え方は​ 2 つ​あり、​種目で​違う。

どちらにも​共通の​決まり。

  • 5 枚の​中で​一番​高い​札から​比べ、​低い方が​勝つ。​同じなら次の​札を​比べる
  • ペアの​ある​手は、​ペアの​ない​手に​必ず負ける​(2-7 だけは、​ストレートと​フラッシュも​悪い役に​なる。​下の​ 2-7 の​項)。​7 枚から​選ぶ種目​(Razz⁠・Stud 8)⁠では、​ランクの​違う​ 5 枚を​選ぶ。​ランクが​ 5 種類そろわない​ときだけペアが入る

例。8-6-4-3-2 と​ 8-7-5-4-2​(5 枚の​ランクを​高い順に​並べて​書く)。​一番上は​どちらも​ 8。​次の​ 6 と​ 7 で、​8-6-4-3-2 が​勝つ。

A-5​(エース⁠・トゥ⁠・ファイブ)

Razz⁠・A⁠-⁠5 Triple Draw、​それに​ Stud 8⁠・PLO8⁠・O8⁠・Big O の​ロー側が​使う。

  • A は 1。​一番​低い札
  • ストレートと​フラッシュは​数えない
  • 一番強い手は​ 5-4-3-2-A(wheel)。​6-5-4-3-2 も​「6 の​ロー」⁠で強い

例。7-5-4-3-2 の​スート全部​ ♥ は、​A-5 では​「7 の​ロー」。​フラッシュでも​ストレートでもない。

2-7​(デュース⁠・トゥ⁠・セブン)

2⁠-⁠7 Triple Draw⁠・2⁠-⁠7 Single Draw が​使う。

  • A は一番​高い札。​A-5-4-3-2 は​ストレートではなく​「A ハイ」⁠で、​K ハイより悪い
  • ストレートと​フラッシュは​役と​して​数える。​役に​なると​悪い手
  • 一番強い手は​ 7-5-4-3-2​(number one)。​ペアの​ない​手で​一番​悪いのは​ A-K-Q-J-9

例。7-6-5-4-3 は​ A-5 なら​「7 の​ロー」⁠だが、​2-7 では​ストレートなので、​ワンペアの​手にも​負ける。

8-or-better

Hi-Lo の​種目​(Stud 8⁠・PLO8⁠・O8⁠・Big O)⁠の​ローには​条件が​ある​(8-or-better)。

  • A-5 の​数え方で、​5 枚が​全部​違う​ランクで、​一番​高い札が​ 8 以下
  • 一番強いのは​ 5-4-3-2-A、​条件を​満たす一番​弱いのは​ 8-7-6-5-4
  • 条件を​満たす手が​ 1 人もいなければ、​ハイが​ポットを​全部取る

例。9-4-3-2-A は​ 9 が​入るので​ローに​ならない。​8-7-6-5-4 は​ぎりぎりローに​なる。

Badugi

Badugi は​ 4 枚で、​ランクも​スートも​違う​札の​枚数を​先に​数える。​A は​低い。​数え方は Badugi の節に​ある。

NLHE​(基本)

  • ショーダウンで​一番強い​ 5 枚の​役を​作るか、​ほかの​全員を​降ろして​勝つ。
  • 賭け方は​ No-Limit で、​手元の​チップ全部まで​賭けられる。

NLHE の​ルールは​知っている​前提で、​要点だけを​書く​(詳しくは NLHE の​ルール)。

  • 手札 2 枚+共通の​ボード 5 枚。​7 枚から​一番​強い 5 枚
  • ブラインド​(SB⁠・BB)、​ボタンは​ 1 ハンドごとに左へ
  • ベットは​ 4 回:プリフロップ⁠・フロップ⁠・ターン⁠・リバー
  • No-Limit

Hold’em 系と​ Omaha 系は、​席⁠・ブラインド⁠・4 回の​ベットの​ラウンドが​ NLHE と​同じ。

PLO​(基本)

  • NLHE と​同じ​勝ち方で、​手札は​ 4 枚。​役は​手札ちょうど​ 2 枚+ボードちょうど​ 3 枚で​作る。
  • 賭けの​上限は​ポットの額​(Pot-Limit)。

PLO​(Pot⁠-⁠Limit Omaha)⁠の​詳しい​ルールは PLO の​ルール の章に​ある。

NLHE との​違い。

  • 手札は 4 枚
  • 役は手札から​ちょうど​ 2 枚、​ボードから​ちょうど​ 3 枚で作る
  • 賭け方は​ Pot-Limit。

席⁠・ブラインド⁠・4 回の​ベットの​ラウンド⁠・役の​強さは​ NLHE と​同じ。

例。ボード K♥ 9♥ 6♥ 3♥ 2♣、​手札 A♥ Q♠ Q♦ 7♣。​♥ は​手札に​ 1 枚だけで、​ボードから​使えるのは​ 3 枚。​♥ は​ 4 枚に​しかならず、​フラッシュではない。​役は​ Q♠ Q♦ + K 9 6 の​ Q の​ワンペア。

Stud​(基本)

  • 共通の​ボードが​なく、​自分の​ 7 枚から​一番​強い​ 5 枚を​作る。
  • ブラインドの​代わりに​アンティと​ bring-in で​始まり、​賭け方は​ Fixed limit。

Stud​(Seven-Card Stud)⁠は、共通の​ボードが​なく、​自分の​ 7 枚から​一番​強い​ 5 枚を作る種目。​7 枚の​うち 4 枚は​表で​配られ、​全員に​見える。

配り方。

ストリート 配る札 賭けの単位
3rd street 伏せ札 2 + 表 1​(door card。​表の​ 1 枚目) small bet
4th street 表 1 small bet
5th⁠・6th street 表 1 ずつ big bet
7th street 伏せ札 1 big bet
  • ライブの​卓は​最大 8 人。​ブラインドは​なく、​全員が​アンティを払う
  • ボタンは​配り​始めの​目印だけ。​動く​順番は​カードで​決まる
  • 3rd street の​最初の​人:door card が​一番低い​人が​ bring-in を​払う​(A は​高い)。​同じランクなら​スートで​決め、​♣ < ♦ < ♥ < ♠ の​低い方
  • その人は、​Bring-in​(少ない​額)⁠だけ​払うか、​最初から​ small bet まで​出す​(Complete)⁠かを選ぶ
  • 次の人からは​ bring-in の​左から​時計回りに、​Fold / bring-in に​ Call / Complete から​選ぶ。​Complete の​後は​ Fold / Call / Raise。​Complete は​レイズに​数えないので、​その後に​ Raise が​ 3 回入って​ cap になる
  • 4th street 以降​:表の​札が​一番強い​人から​動く。​ペアは​ハイカードより​強い。​同じ​強さなら​ディーラーの​左に​近い​人から。​順番は​毎ストリート変わる
  • Fixed limit。​4th street で​誰かの​表に​ペアが​あれば、​big bet で​ベットして​よい​(open pair)
  • ショーダウンは​ 7 枚から​好きな 5 枚

例。10/20、​アンティ 1、​bring-in 3 の​ 6 人卓。​door card は​ 3♣、​3♠、​5♦、​9♣、​Q♠、​A♥。

  1. 一番低いランクは​ 3。​3♣ と​ 3♠ の​ 2 枚ある
  2. 同じランクなので​スートで​決める。​♣ < ♦ < ♥ < ♠ なので​ 3♣ の​方が低い
  3. 3♣ の​人が​ bring-in 3 を​払う。​ポットは​アンティ 1 × 6 ⁠= 6 に​ 3 を​足して 9

例。4th street で、​表の​ 2 枚が​ 9♣ 9♦ の​人が​いる。​ほかの​人の​表に​ペアは​ない。

  • ペアは​ハイカードより​強いので、​この​人が​先に動く
  • 表にペアが​ある​(open pair)⁠ので、​small bet の​ 10 か​ big bet の​ 20 の​どちらでも​ベットできる

例。同じ​ 10/20、​bring-in 3。​bring-in の​ 3 に、​次の​人は​ Fold⁠・Call 3⁠・Complete 10 から​選ぶ。​Complete 10 の​後は​ Raise 20 → 30 → 40 で​ cap。

付記。​8 人卓で​全員が​ 7th street まで​残ると、​8 × 7 ⁠= 56 枚が​要って​ 52 枚を​超える。​山に​残った​札が​残りの​人数分に​足りない​ときは、​中央に​ 1 枚だけ​表向きに​置き、​全員の​ 7 枚目として​使う​(コミュニティカード)。​6 人卓では​起きない。

2⁠-⁠7 Triple Draw​(基本)

  • 5 枚を​ 3 回まで​交換して、​一番​弱い手を​作る。​A は​一番​高く、​ストレートと​フラッシュは​悪い役に​なる。
  • 賭け方は​ Fixed limit。

2⁠-⁠7 Triple Draw​(2⁠-⁠7 TD)⁠は、ボードも​表の​札も​なく、​5 枚を​ 3 回まで​交換して​一番​弱い手を作る種目。

  • 最大 6 人。​ブラインド​(SB⁠・BB)。​席と​ボタンは​ NLHE と同じ
  • 配札は​各自 5 枚、​全部伏せ
  • 交換は​ 3 回。​0〜5 枚を​捨てて、​同じ​枚数を​山から​引く。​0 枚が​ pat。​何枚引いたかは​全員に​見える
  • ベットは​ 4 回:配札後 → 1 回目の​交換後 → 2 回目の​交換後 → 3 回目の​交換後
  • Fixed limit。​配札後と​ 1 回目の​交換後は​ small bet、​2 回目と​ 3 回目の​交換後は​ big bet
  • 最初の​ベットは​ UTG から​(BB が​最後)。​交換と​ 2 回目以降の​ベットは​ SB から​時計回り​(ボタンが​最後)
  • 勝ち方は​ 2-7 ロー。​A は​高く、​ストレートと​フラッシュは悪い
  • 山札が​切れたら、​捨て​札を​切り直して​続ける

例。ショーダウンの​ 3 人の​ 5 枚。​ランクを​高い順に​書く。​スートは​そろっていない​(フラッシュではない)。

  • X:8-6-4-3-2
  • Y:8-7-5-4-2
  • Z:7-6-5-4-3
  1. 役を見る。​Z は​ 7 から​ 3 まで​続く​ストレート。​2-7 では​ストレートは​悪い役なので、​Z が​一番悪い
  2. X と Y は​どちらも​役が​ない。​一番上の​札は​ 8 と​ 8 で同じ
  3. 次の札は​ X が​ 6、​Y が​ 7。​6 の​方が​低いので​ X の勝ち

Limit Hold’em

  • NLHE と​同じ​手札 2 枚⁠・ボード 5 枚で、​賭け方が​ Fixed limit。
  • ベットも​レイズも​決まった​額ずつで、​1 ラウンドは​ 4 ベットで​ cap。

基本:NLHE

Limit Hold’em​(LHE)⁠は、​NLHE の​賭け方を​ Fixed limit に​した​もの。

NLHE との​違い。

  • ベットも​レイズも​ 1 単位ずつ。​10/20 の​卓なら​プリフロップと​フロップは​ 10、​ターンと​リバーは 20
  • ブラインドは​ SB 5⁠・BB 10​(SB は​ small bet の​半分、​BB は​ small bet と​同じ額)
  • 1 ラウンドは​ 4 ベットで​ cap​(数え方は 賭け方の​ 3 種類)。プリフロップは​ BB 10 を​ 1 回目に​数え、​20⁠・30⁠・40
  • 大きく​賭けて​相手を​降ろすことは​できない。​3 人以上が​残っていれば、​1 人が​ 1 ハンドで​入れられる​最大は​ 40 + 40 + 80 + 80 ⁠= 240

配り方⁠・役⁠・ショーダウンは​ NLHE と​同じ。

例。10/20 で​ UTG が​ 20 に​レイズ、​BTN が​ 30 に​ 3-bet、​UTG が​コール。​SB と​ BB は​降りた。

ストリート 動き 2 人が​入れた額
プリフロップ UTG が​ 20 に​レイズ、​BTN が​ 30 に​ 3-bet、​UTG が​コール 30 ずつ
フロップ UTG が​チェック、​BTN が​ 10 を​ベット、​コール 10 ずつ
ターン BTN が​ 20 を​ベット、​コール 20 ずつ
リバー BTN が​ 20 を​ベット、​コール 20 ずつ

2 人は​ 30 + 10 + 20 + 20 ⁠= 80 ずつ​入れ、​ポットは​ブラインド 15 を​足して​ 175。

Short Deck

  • 2〜5 を​抜いた​ 36 枚で​遊ぶ NLHE。
  • フラッシュが​フルハウスより​強く、​ブラインドの​代わりに​アンティを​払う。

基本:NLHE

Short Deck​(6+ Hold’em)⁠は、​NLHE の​山から​ 2〜5 を​抜いた​ 36 枚で​遊ぶ種目。

NLHE との​違い。

  • 山は 36 枚​(6〜A)。​手札 2 枚+ボード 5 枚の​ 7 枚から​一番​強い​ 5 枚を​作るのは同じ
  • フラッシュが​フルハウスより​強い。​ストレートは​スリーカードより​強い​(ここは​ NLHE と​同じ)
  • 一番下の​ストレートは​ A-6-7-8-9​(A が​ 5 の​代わり)
  • ブラインドは​ない。​全員が​ 1 アンティ、​ボタンだけもう​ 1 アンティ​(Button ante)。​ボタンの​追加の​ 1 アンティが​プリフロップの額
  • プリフロップも​フロップ以降も、​ボタンの​左の​人から​動き、​ボタンが最後
  • 最初の​参加は​ Limp​(ボタンの​ 1 アンティに​合わせる)⁠も​できる

例。6 人で​アンティ 10。​配った​時点の​ポットは​ 10 × 6 + 10 ⁠= 70。​UTG が​ Limp するなら​ 10 を​払い、​Raise するなら、​たとえば​ 60。

役の順が​違う​卓も​ある。​座る​前に​確かめる。

PLO8

  • PLO の​ポットを、​ハイ(一番​強い​手)⁠と​ロー​(8 以下の​違う​ランク 5 枚で​作る​一番​弱い​手)⁠で​半分ずつ分ける。
  • ローを​作れる​人が​いなければ、​ハイが​ポットを​全部​取る。

基本:PLO

PLO8​(Pot⁠-⁠Limit Omaha Hi-Lo)⁠は、​PLO の​ポットを​ハイと​ローで​半分ずつ分ける​種目。

PLO との​違い。

  • ポットの​半分は​一番​強い手​(ハイ)、​残り​半分は​一番​弱い手​(ロー)⁠が取る
  • ローは​ 8-or-better​(A-5 の​数え方、​8 以下の​違う​ランク 5 枚)
  • ローも​手札ちょうど​ 2 枚+ボード 3 枚。​ボードに​ 8 以下の​違う​ランクが​ 3 枚なければ、​誰も​ローを​作れない​(low possible)
  • ハイと​ローで​手札の​別の​ 2 枚を​使って​よい​(cards speak)
  • ローが​なければ​ハイが​全部​取る。​片方で​引き分けたら、​その​半分を​人数で​割る(quarter)。​割り切れない​チップは​ハイへ

賭け方⁠・手札 4 枚⁠・席は​ PLO と​同じ。

例。ボード 2♣ 5♦ 7♠ K♥ Q♣、​ポット 120。

  • X:K♦ K♣ 9♠ 9♥。​ハイは​ K の​スリーカード。​8 以下の​札が​ないので​ローはなし
  • Y:A♠ 3♥ J♦ T♣。​ローは​ A♠ 3♥ + 2 5 7 で​ 7-5-3-2-A。​ハイは​ A-K-Q-J-7 だけ
  • ハイは​ X、​ローは​ Y。​60 ずつ分ける

両方で​一番なら​全部​取る(scoop)。

Omaha 8 / O8

  • PLO8 の​賭け方を​ Fixed limit に​した​もの。
  • ポットは​ハイと​ 8-or-better の​ローで​半分ずつ。​ローが​なければ​ハイが​全部​取る。

基本:PLO8

Omaha 8​(Limit Omaha Hi⁠-⁠Lo、​O8)⁠は、​PLO8 の​賭け方を​ Fixed limit に​した​もの。HORSE の O。

PLO8 を​読まなくても​分かる​要約。

  • 手札 4 枚の​うちちょうど​ 2 枚と、​ボード 5 枚の​うちちょうど​ 3 枚で​役を作る
  • ポットは​ハイと​ 8-or-better の​ローで​半分ずつ。​ローが​なければ​ハイが​全部取る
  • 賭け方は​ Fixed limit

PLO8 との​違い。

  • ベットも​レイズも​ 1 単位ずつ。​プリフロップと​フロップは​ small bet、​ターンと​リバーは​ big bet
  • ブラインドは​ SB が​ small bet の​半分、​BB が​ small bet
  • 1 ラウンドは​ 4 ベットで​ cap

手札 4 枚⁠・2 枚+3 枚⁠・ハイと​ローの​分け方は​ PLO8 と​同じ。

例。10/20 の​卓で、​フロップの​ポットが​ 60、​相手が​ 10 を​ベットした。​PLO8 なら、​10 を​コールした​後の​ポット 80 を​上乗せして、​最大で​合計 90 まで​レイズできる。​O8 では​ 20 に​しか​レイズできない。

Stud 8

  • Stud の​ポットを、​ハイと​ 8-or-better の​ローで​半分ずつ分ける。
  • ローを​作れる​人が​いなければ、​ハイが​ポットを​全部​取る。

基本:Stud

Stud 8​(Stud Hi-Lo)⁠は、​Stud の​ポットを​ハイと​ローで​半分ずつ分ける​種目。

Stud との​違い。

  • ポットの​半分は​ハイ、​残り​半分は​ 8-or-better の​ロー。​ローが​なければ​ハイが​全部取る
  • A はハイでは​高く、​ローでは 1
  • ハイと​ローで​ 7 枚の​うち別の​ 5 枚を​使ってよい
  • 4th street の​ open pair でも​ big bet には​できない
  • 割り切れない​チップは​ハイへ

bring-in​(一番​低い​ door card)⁠と​ Complete、​4th street 以降に​動く​順番​(表の​ハイが​一番強い​人から)⁠は​ Stud と​同じ。

例。( )⁠は​伏せ札。​ポット 200。

  • X の 7 枚:(A♠ 2♦) 3♣ 5♥ 9♠ K♦ (7♣)
  • Y の 7 枚:(K♠ K♥) Q♦ Q♣ 4♥ J♦ (8♠)
  1. ハイを​比べる。​X は​ペアの​ない​ A ハイ​(A-K-9-7-5)、​Y は​ K と​ Q の​ツーペア。​ハイは Y
  2. ローを​作る。​8 以下で、​ランクの​違う​札を​ 5 枚選ぶ
    • X:A⁠・2⁠・3⁠・5⁠・7 → 7-5-3-2-A
    • Y:8 以下は​ 4 と​ 8 の​ 2 枚だけ → ローなし
    • ローは X
  3. 200 を​半分に​分け、​ハイの​ Y と​ローの​ X が​ 100 ずつ取る

Razz

  • Stud の​ロー版で、​一番​低い​手が​ポットを​全部​取る。
  • A は 1、​ストレートと​フラッシュは​数えず、​ペアが​あると​弱い​手に​なる。

基本:Stud

Razz は、​Stud の​勝ち方を​ローだけに​した​種目。

Stud との​違い。

  • 一番低い​手が​ポットを​全部​取る。​数え方は​ A-5​(A は​ 1、​ストレートと​フラッシュは​数えない、​ペアは​悪い)
  • 8-or-better の​条件は​ない。​9 の​ローでも​ K の​ローでも、​一番​低ければ勝つ
  • bring-in は一番高いdoor card。​A は​低いので​ K が​一番高い。​同じランクなら​ ♠ が​一番高い
  • 4th street 以降は、​表の​札の​ローが​一番強い​人から動く
  • 4th street の​ open pair でも​ big bet には​できない

配り方⁠・アンティ⁠・Complete⁠・Fixed limit は​ Stud と​同じ。

例。( )⁠は​伏せ札。

  • X の 7 枚:(A♣ 4♦) 6♠ 2♥ K♣ 6♦ (9♥)
  • Y の 7 枚:(3♠ 5♣) 7♦ 8♥ Q♠ 2♣ (T♦)
  1. 7 枚から、​ランクが​全部​違う​一番​低い​ 5 枚を​選ぶ。​同じランクは​ 1 枚だけ​使う​(ペアが​入るのは、​ランクが​ 5 種類そろわない​ときだけ)
    • X:A⁠・2⁠・4⁠・6⁠・9​(6 は​ 1 枚だけ​使う)​→ 一番​上が​ 9 なので​「9 の​ロー」
    • Y:2⁠・3⁠・5⁠・7⁠・8 → 一番​上が​ 8 なので​「8 の​ロー」
  2. 5 枚の一番上の​札どうしを比べ、​低い方が​勝つ。​同じなら次の​札を​比べる
    • 8 は 9 より​低いので、​Y の​勝ち。​X の​ A は​最後に​比べる​札なので、​ここでは​関係ない

A⁠-⁠5 Triple Draw

  • 2⁠-⁠7 Triple Draw の​数え方を​ A-5 に​した​もの。
  • A は 1、​ストレートと​フラッシュは​数えず、​一番​強い手は​ 5-4-3-2-A。

基本:2⁠-⁠7 Triple Draw

A⁠-⁠5 Triple Draw は、​2⁠-⁠7 TD の​数え方を​ A-5 に​した​もの。

2⁠-⁠7 TD との​違い。

  • A は 1。​一番​低い札
  • ストレートと​フラッシュは​数えない
  • 一番強い手は​ 5-4-3-2-A(wheel)。​2-7 の​ number one の​ 7-5-4-3-2 は、​A-5 では​強い順で​ 11 番目​(5 の​ロー 1 通り、​6 の​ロー 5 通り、​7 の​ロー 4 通りの次)
  • 低い手が​できやすい。​A が​ 1 と​して​使え、​ストレートと​フラッシュも​悪くならないため。​同じ​ 8 の​ローでも、​2-7 より​勝てる​場面が​少ない

配札⁠・3 回の​交換⁠・4 回の​ベット⁠・​ブラインド⁠・Fixed limit は​ 2⁠-⁠7 TD と​同じ。

例。X は​ 7♥ 6♥ 5♥ 4♥ 3♥、​Y は​ 8♠ 5♦ 4♣ 3♠ 2♠。​2⁠-⁠7 TD なら​ X は​ストレートフラッシュで​一番悪く、​Y が​勝つ。​A⁠-⁠5 TD なら​ X は​「7 の​ロー」、​Y は​「8 の​ロー」⁠で、​X が​勝つ。

Badugi

  • 4 枚の​手札で、​ランクも​スートも​重ならない​札を​なるべく​多く​そろえる。
  • 枚数が​多い​手が​勝ち、​同じなら​低い方が​勝つ。

基本:2⁠-⁠7 Triple Draw

Badugi は、​2⁠-⁠7 TD の​手札を​ 4 枚に​して、​数え方を​変えた​種目。

2⁠-⁠7 TD との​違い。

  • 手札は​ 4 枚。​交換は​ 0〜4 枚
  • ランクも​スートも​重ならない​札の​枚数を​先に​数える。​4 枚(badugi)​> 3 枚(tri)​> 2 枚 > 1 枚
  • 同じスートが​ 2 枚なら​低い方だけ、​同じ​ランクが​ 2 枚なら​ 1 枚だけを​数える
  • 枚数が​同じなら、​一番​高い​札から​比べて​低い方が勝つ
  • A は一番低い。​ストレートは​ない。​一番​強い手は​ A-2-3-4 の​スート違い

3 回の​交換⁠・4 回の​ベット⁠・​ブラインド⁠・Fixed limit は​ 2⁠-⁠7 TD と​同じ。

例。数える​札の​ランクは​高い順に​書く。

  • X:K♠ Q♥ J♦ 8♣
  • Y:A♠ 2♥ 3♦ 3♣
  • Z:8♠ 5♣ 4♣ 3♦
  1. 数える​札の​枚数を出す
    • X:ランクも​スートも​全部​違う​ → 4 枚の​ badugi​(K-Q-J-8)
    • Y:3 が​ 2 枚あるので​ 1 枚だけ​数える​ → 3 枚の​ tri​(3-2-A)
    • Z:♣ が​ 2 枚あるので​低い​ 4♣ だけ​数える​ → 3 枚の​ tri​(8-4-3)
  2. 枚数の​多い​ X の​勝ち。​K が​入っていても、​4 枚は​ 3 枚に勝つ
  3. Y と Z は​同じ​ 3 枚。​一番​高い札は​ Y が​ 3、​Z が​ 8。​低い​ Y が上

Big O

  • PLO8 の​手札を​ 5 枚に​した​もの。
  • 使うのは​手札ちょうど​ 2 枚+ボードちょうど​ 3 枚で、​ポットは​ハイと​ローで​半分ずつ。

基本:PLO8

Big O は、​PLO8 の​手札を​ 5 枚に​した​もの。

PLO8 との​違い。

  • 手札は​ 5 枚。​手札から​ 2 枚を​選ぶ組は​ 10 通り​(4 枚なら​ 6 通り)
  • 使うのは​今まで​どおり手札ちょうど​ 2 枚+ボード 3 枚
  • 組が増えるので、​ハイも​ローも​全員の​手が​強くなる

Pot-Limit⁠・Hi-Lo​(8-or-better)⁠⁠・ブラインドは​ PLO8 と​同じ。

例。ボード K♥ 9♥ 6♥ 3♦ 2♣、​ポット 100。

  • X:A♥ 4♥ 5♠ 7♣ Q♦
    • ハイは​ A♥ 4♥ + K♥ 9♥ 6♥ で​ A ハイの​フラッシュ
    • ローは​ A♥ 4♥ + 6 3 2 で​ 6-4-3-2-A
    • 5 枚の​うち同じ​ 2 枚​(A♥ 4♥)⁠で、​ハイと​ローの​両方を​作れる
  • Y:K♠ K♦ 9♠ 8♣ Q♣
    • ハイは​ K♠ K♦ + K♥ 9♥ 6♥ で​ K の​スリーカード
    • 手札の​ 8 以下は​ 8♣ の​ 1 枚だけなので、​ローはなし
  • ハイも​ローも​ X。​X が​ポット 100 を​全部取る

PLO5 / PLO6

  • PLO の​手札を​ 5 枚​(PLO5)⁠か​ 6 枚​(PLO6)⁠に​した​もの。
  • 役は手札ちょうど​ 2 枚+ボードちょうど​ 3 枚で、​ポットを​取るのは​ハイだけ。

基本:PLO

PLO5 と​ PLO6 は、​PLO の​手札を​ 5 枚⁠・6 枚に​した​もの。

PLO との​違い。

  • 手札が​ 5 枚​(PLO5)⁠か​ 6 枚(PLO6)
  • 手札から​ 2 枚を​選ぶ組は​ 10 通り⁠・15 通り
  • 組が増えるので、​勝つのに​要る​手が​強くなる

2 枚+3 枚⁠・Pot-Limit⁠・ハイだけ、は​ PLO と​同じ。​5 枚で​ Hi-Lo に​した​ものが​ Big O。

例。PLO6 で​ボード J♠ T♦ 4♣ 8♥ 2♠、​手札 A♠ K♠ Q♦ 9♣ 6♥ 6♦。​15 通りの​組から​選ぶと、​Q♦ 9♣ + J T 8 で​ Q ハイの​ストレート。​A♠ K♠ は​ボードの​ ♠ が​ 2 枚だけなので、​♠ は​ 4 枚で​フラッシュに​ならない。

2⁠-⁠7 Single Draw

  • 2⁠-⁠7 Triple Draw の​交換を​ 1 回に​して、​No-Limit に​した​もの。
  • ベットは​交換の​前と​後の​ 2 回。

基本:2⁠-⁠7 Triple Draw

2⁠-⁠7 Single Draw​(NL 2⁠-⁠7 Single Draw、​2⁠-⁠7 SD)⁠は、​2⁠-⁠7 TD の​交換を​ 1 回に​して、​No-Limit に​した​種目。

2⁠-⁠7 TD との​違い。

  • 交換は​ 1 回。​ベットは​ 2 回​(交換の​前と後)
  • 賭け方は​ No-Limit。​上限は​手元の​チップ全部
  • ブラインドに​加えて、​全員が​アンティを払う
  • 最初に​参加する​人は​レイズしかできない​(オープンリンプ​禁止)

手札 5 枚と​ 2-7 ローの​数え方は​ 2⁠-⁠7 TD と​同じ。

例。Mix の​額で​ 6 人、​SB 2⁠・BB 5⁠・アンティ 1。​配る​前の​ポットは​ 2 + 5 + 1 × 6 ⁠= 13。

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出典

  • Poker TDA Rules​(2024 年版の​ルール 47⁠・48。​足りない​オールインの​レイズと、​レイズの​回数)
  • Robert Ciaffone​「Robert’s Rules of Poker」​(Limit の​ half-bet rule)
  • PokerNews、​Wikipedia の​各種目の​ルール

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